
リモートワークで浮くお金、実際に計算してみたことありますか? 交通費やランチ代だけじゃなく、被服費や飲み会代まで含めると、想像以上にインパクトがあります。ただし増えるコストもあるので、差し引きでどうなるか見ていきます。
浮くお金の内訳
リモートワークで減る支出を項目別に見ていきます。前提として、都内在住・片道40分通勤のケースを想定しています。
交通費 — 定期代が自己負担の人は月1〜2万円が浮きます。会社支給の場合でも、定期券を解約して実費精算に切り替わるケースが増えています。ちなみに「交通費が会社持ちだから関係ない」と思いがちだけど、通勤手当は課税対象外の枠があるので、なくなると給与の手取り計算にも微妙に影響します。
ランチ代 — オフィス周辺で外食すると1回800〜1,200円。自炊なら300〜500円。月20日出勤として、差額は月1万〜1.5万円。年間で12〜18万円。これがけっこう大きいです。
被服費 — 毎日出社するとスーツやオフィスカジュアルの消耗が早い。クリーニング代も含めると、年間で3〜5万円くらいの差が出る感覚です。
飲み会・付き合い — リモートだと物理的に「帰りに一杯」がなくなるので、飲み会の頻度が下がります。月1回減るだけでも年間3〜5万円。
合計すると、年間で30〜50万円くらいは浮く計算になります。個人差は大きいけど、リモート節約計算ツールで色々なパターンを試した結果、この範囲に収まることが多かったです。
増えるコスト(電気代等)
リモートで節約できる話ばかり強調されがちだけど、増えるコストもちゃんとあります。
電気代 — 夏冬のエアコンが一番大きい。日中ずっと在宅だと、月の電気代が3,000〜5,000円上がります。年間で3.5〜6万円です。
通信費 — 元々自宅にWi-Fiがあれば追加費用はないけど、回線が遅くて高速プランに変更したり、ポケットWi-Fiを追加したりすると月2,000〜5,000円。
PC周辺機器・デスク環境 — 長時間自宅で作業するなら、モニター、椅子、デスクへの投資が必要になります。初期費用で3〜10万円、これを年間で割ると1〜3万円くらいです。
水道代 — 少しずつ増えます。トイレ、手洗い、飲み物の回数が増えるので、月500〜1,000円くらいの上乗せ。
食材費 — ランチ代は下がるけど、自炊の食材費はかかります。完全に外食をやめるわけじゃないにしても、食材の購入頻度は上がります。
トータルの差額
浮くお金が年間30〜50万円、増えるコストが年間10〜15万円。差し引きで年間20〜35万円のプラス、というのがツールでの試算結果です。
ここに通勤時間の価値を加えると、さらにインパクトが大きくなります。片道40分の通勤なら、往復80分 × 月20日 × 12ヶ月 = 年間320時間。時給1,500円で換算すると48万円相当です。お金に直接換算するのは乱暴だけど、その時間で副業したり、スキルアップしたり、家族と過ごしたりできると考えると、無視できない数字です。
ただしこれは「完全リモート」の場合の試算です。週2〜3日出社のハイブリッド型だと節約効果は半減する。自分の勤務形態に合わせて計算してみてほしいです。
リモート求人の探し方
リモートワークできる会社に転職したいと思ったとき、求人の探し方にコツがあります。「リモートOK」と書いてあっても、実態は週4出社だったりするので、求人票の読み方に注意が必要です。
チェックすべきポイントは、「フルリモート」なのか「一部リモート」なのか。一部リモートの場合、週何日出社なのか。試用期間中は出社必須というケースも多いです。
転職サイトの検索で「リモート」「在宅」「テレワーク」でフィルターをかけるのが基本です。ただ、IT・Web系はリモート求人が豊富な一方、営業職や製造業では選択肢が限られます。業界・職種によってリモートの普及度合いは大きく違います。
あと、リモートワークは自律的に仕事を進める力が求められるので、「楽そうだから」という理由だけで選ぶと入社後にギャップを感じるかもしれません。コミュニケーションの取り方が変わるし、オンオフの切り替えが難しいという声も多い。良い面だけでなく、自分に合うかどうかを具体的にイメージしてみてほしいです。