前回 #01 で「為替=お金の交換レート」という話をしました。
「お金を交換する」と言われて、当たり前のように受け取りましたが、よく考えると不思議じゃないでしょうか。
そもそも、なんで国によってお金が違うんだろう?
僕も最初は何の疑問もなく「そういうもの」と思っていましたが、改めて考えるとちょっと面白い話です。
今回は、世界のお金事情をざっくり眺めていきます。
世界には180種類くらいのお金がある
まずは驚きの事実から。
世界には 約180種類 の通貨があります。国の数とだいたい同じ。

ほとんどの国には自分の国のお金(通貨)があって、その国の中で使われています。
- 日本 → 円
- アメリカ → ドル
- イギリス → ポンド
- スイス → スイスフラン
- 中国 → 元
- 韓国 → ウォン
- インド → ルピー
- オーストラリア → 豪ドル
- カナダ → カナダドル
ヨーロッパは少し特殊で、複数の国が共通のお金 「ユーロ」 を使っています。ドイツもフランスもイタリアも、買い物はユーロです。
なぜ国ごとにお金が違うの?
国というのは、それぞれが独立して経済を回しています。物の値段、給料、税金、ぜんぶ自国のお金で動いている。
なので外国とお金が違うのは、ある意味当たり前。自国の通貨があるからこそ、その国の経済をコントロールできる とも言えます。
ヨーロッパみたいに「みんなで同じお金を使おう」と決めた地域もありますが、これはかなり例外。世界の主流は「1国=1通貨」です。
FXで取引されるのは、ほんの一部
180種類あると聞くと「それ全部取引できるの?」と思いそうですが、そうではありません。
実際にFXで頻繁に取引されるのは、ほぼ次の メジャー通貨(取引が活発な主要通貨) に絞られます。

| 通貨 | 国・地域 |
|---|---|
| 米ドル | アメリカ |
| ユーロ | ヨーロッパ |
| 日本円 | 日本 |
| ポンド | イギリス |
| スイスフラン | スイス |
| 豪ドル | オーストラリア |
| カナダドル | カナダ |
特に 米ドル は別格。世界の貿易や取引の中心になっていて、基軸通貨(きじくつうか:世界の取引の軸になる通貨) と呼ばれます。
ニュースで聞く「ドル円」「ユーロドル」みたいな言い方は、この中の通貨を組み合わせた話です。
まずは「ドル円」だけでOK
最初から全部覚える必要はありません。日本人にとって、FXの世界で 最初に触れることになる通貨は、ほぼ間違いなく「ドル円」 です。
- 値動きの情報が一番多い
- 日本人参加者が多くて取引が活発
- ニュースで毎日のように報じられる
なので、この入門シリーズも、最初はドル円を中心に話を進めていきます。他の通貨ペアは、もう少し慣れてから触れていきます。
まとめ
- 世界には約180種類の通貨がある
- 国ごとに通貨が違うのは、それぞれ独立して経済を回しているから
- FXで主に取引されるのは7種類くらい(メジャー通貨)
- 米ドルが世界の基軸。日本人がまず触るのはドル円
通貨が世界中にあって、国ごとに違うのは分かりました。じゃあ、それを「交換する取引」って具体的にどういうこと?
次は、いよいよ FXとは何か? の本丸に入ります。
→ 次の記事: FXとは何か?一言で言うと「通貨を交換する取引」
迷子になったら → FX入門ロードマップ
